鼻呼吸で顔が変わった!変化の理由と口呼吸のトラブルを解説!

鼻呼吸で顔が変わった!

「鼻呼吸を意識したら顔つきが変わった!」そのような声を耳にしたことはありませんか?
実は、鼻呼吸と口呼吸は見た目や健康に大きな影響を与える重要な要素です。

そこで今回の記事では、鼻呼吸を習慣化することでどのように顔や体に変化が起こるのかを解説します。

口呼吸が引き起こすトラブルやその対策についても触れていくので、正しい呼吸法を知るきっかけにしてください。

目次

鼻呼吸で顔が変わる仕組みは?

鼻呼吸が顔にどのような影響を与えるのか、不思議に思う方も多いでしょう。

実は、呼吸法によって舌や顔の筋肉、骨格の使われ方が変わるため、顔の形やバランスに影響が出ます。

まずは、鼻呼吸を続けることで起こる具体的な仕組みを詳しく解説します。理論を知ることで、鼻呼吸を実践するモチベーションが高まることを目指してください。

鼻呼吸が咀嚼(そしゃく)に必要な咬筋(こうきん)を鍛える

鼻呼吸を習慣化することで、咀嚼時に重要な咬筋(こうきん)が効果的に鍛えられます。咬筋は食べ物を噛む際に必要な筋肉で、口腔内の機能を支える重要な役割を果たします。

一方、口呼吸を続けると、咬筋があまり使われずに発達が不十分になりやすい傾向があるので、口元のバランスや歯並びに影響を与える可能性があります。

特に子どもの成長期には鼻呼吸を意識して咬筋を鍛えることが、顔全体の成長や歯科的な問題の予防につながります。

参考:鼻呼吸障害が咬筋および側頭筋に及ぼす影響に関する組織化学的研究

鼻呼吸が正しい舌の位置を保たせる

鼻呼吸を行うと舌が正しい位置で安定し、歯並びや噛み合わせの改善に寄与するケースもあります。なぜなら、舌が上顎にしっかりと付くことで口腔内の機能が正常に保たれ、歯並びの突出や出っ歯の原因を防ぐことが可能だからです。

しかし、口呼吸が日常化していると、舌が下がりやすく、下顎に余分な負担がかかることで歯科的なトラブルを引き起こすおそれがあります。

正しい舌の位置を保つことは、呼吸の質の向上や顔の形状維持にもメリットにもなるので、日ごろから意識しましょう。

口呼吸が状態化すると噛み合わせに影響がある

口呼吸が習慣化すると、歯並びや噛み合わせに深刻な影響を与える可能性があります。

特に口呼吸の習慣は舌の位置が下がることで上顎が狭くなり、出っ歯やアデノイド顔貌などの歯科的な問題が生じやすくなります。

アデノイド顔貌とは、鼻と喉の間にある咽頭扁桃(アデノイド)が肥大することで、口呼吸が習慣化して顔に現れる特徴的な顔立ちです。口ゴボやゴリラ顔、あご無し顔とも呼ばれます。

口呼吸は舌が下の前歯を押すようになる

口呼吸の習慣は舌の位置が低下することにつながり、結果として舌が下の前歯を押し出すような状態を引き起こします。この影響で歯並びが崩れたり、前歯が突出したりする可能性があり、美しい口元を損なう要因になることがあります。

特に成長期の子どもにおいては、歯並びだけでなく顎の成長にも影響を与える可能性があるため、早めの対策が重要です。

鼻呼吸を続けることで期待できる顔の変化

鼻呼吸を続けると、顔つきに驚くような変化が現れることがあります。

たとえば、顎のラインがすっきりしたり、ほうれい線が目立ちにくくなったりすることが挙げられます。

ここでは、具体的な変化例やそのメカニズムについて詳しく見ていきいましょう。

フェイスラインが引き締まる

鼻呼吸を続けることでフェイスラインが引き締まり、顔全体のバランスが改善されることがあります。

鼻呼吸は顔周りの筋肉を適切に鍛え、特に咬筋の発達を促すため、たるみの予防や口元の突出を防ぐ作用があります。

加えて、口呼吸が原因で起こるほうれい線や顎の肥大なども、鼻呼吸の習慣化により改善できる可能性が高いです。

写真映えする顔立ちを目指すなら、鼻呼吸を意識することが大人にも子どもにもメリットとなります。

口元のバランスがよくなる

鼻呼吸を習慣化することで舌の正しい位置が保たれ、歯並びや口元のバランスが改善される可能性があります。

口呼吸が原因で生じる歯並びの乱れや突出した歯は、顔全体の見た目に大きな影響を及ぼします。

特にアデノイド顔貌や口ゴボといった特徴的な顔の形も、鼻呼吸への切り替えで改善が期待できるでしょう。

鼻呼吸をする健康面のメリットは?

鼻呼吸は見た目だけでなく、健康にも多くのメリットをもたらします。

免疫力アップやリラックス効果、疲れにくい体づくりなど、日常生活を快適にする効果が代表的です。

続いては、なぜ鼻呼吸がこれほど健康に良いのか、その理由をわかりやすく解説します。

免疫力が高くなる

鼻呼吸には、吸い込む空気を温めたり湿らせたりする作用があり、細菌やウイルスを体内に取り込むリスクを減らす効果が期待できます。これにより、身体の免疫機能を維持するための重要な働きが促進されます。

一方、口呼吸では口腔内が乾燥しやすい点が特徴です。そのため、免疫を支える唾液が不足し、細菌やウイルスが増殖しやすい環境をつくり出してしまいます。

その結果、虫歯や歯周病、さらには風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなりがちです。

また、鼻呼吸を意識することで鼻毛や粘膜が異物をキャッチするフィルターとしての機能を果たし、さらに健康リスクを抑えることもできます。

日常生活の中で鼻呼吸を習慣化することは、免疫力を高めて健康的な身体を維持するための基本的な方法といえるでしょう。

疲労を感じにくい身体になる

鼻呼吸をすることで酸素の取り込みが効率化し、体内に十分な酸素が供給されます。これにより、筋肉や脳へのエネルギー供給がスムーズになり、疲労を感じにくい身体を作ることができます。

逆に、口呼吸は浅い呼吸になりやすく、全身への酸素供給が不足しやすくなるので要注意です。結果として疲労感が強まるだけでなく、集中力や生産性の低下にもつながります。

さらに、鼻呼吸は睡眠の質を高める効果も期待できます。深い呼吸を取り入れることで、体が十分にリラックスし、睡眠中に効率的に疲労回復が行われます。

スポーツ選手やビジネスパーソンの間でも、鼻呼吸を活用したトレーニングが注目されているのはそのためです。

リラックス効果が期待できる

鼻呼吸には、心身をリラックスさせる作用があります。鼻からゆっくりと深い呼吸を行うことで、副交感神経が優位になり、ストレスの軽減や緊張の緩和につながります。

このような呼吸法はヨガや瞑想といったリラクゼーション活動でも重視されており、心の安定を図る上で欠かせない要素です。

一方、口呼吸は浅く速い呼吸を引き起こしやすく、交感神経が活性化されるため、体が常に緊張状態になりやすいというデメリットがあります。

特に、睡眠中に鼻呼吸をすることは、いびきを防ぎ、リラックスした深い睡眠を取る上で重要です。

鼻呼吸を習慣化することで日常生活の中で心地よいリラクゼーション効果を得られるだけでなく、心身の健康バランスを整える助けとなるでしょう。

参考:自律神経を積極的にコントロールする方法とは?|第一三共ヘルスケア

姿勢の改善につながる

鼻呼吸を意識することで、舌や口周りの筋肉が正しい位置を保ちやすくなり、姿勢の改善につながるといわれています。

口呼吸をしていると舌が下がって顎が引けずに猫背になりやすく、全身のバランスが崩れることがよく見られます。このような姿勢の悪化は、肩こりや腰痛といった身体的不調を引き起こすだけでなく、顔周りや口元のラインにも悪影響を及ぼしかねません。

正しい鼻呼吸を習慣にすることで筋肉や骨格のバランスが整い、健康的な姿勢や美しい体型の維持にもつながります。

また、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で姿勢が悪くなりがちな現代人にとって、鼻呼吸の重要性はさらに高まっています。

いびき予防につながる

いびきは口呼吸によって舌が喉に落ち込み、気道が狭くなることで発生します。これにより、無呼吸症候群のリスクが高まり、睡眠の質が低下するおそれがあります。

鼻呼吸を続けることで気道が確保され、呼吸がスムーズになるため、いびきの改善や予防に大きなメリットがあるでしょう。

耳鼻咽喉科での診療やマウスピースの利用、さらには睡眠時の鼻呼吸を促すテープなどのアイテムを取り入れることで、より効果的にいびきを防ぐことが可能です。

いびきや睡眠障害に悩む方は、こうした方法を積極的に試してみるとよいでしょう。

口呼吸をすることによる健康面のリスク

口呼吸にはさまざまなリスクが伴うことをご存知でしょうか。

たとえば、虫歯や歯周病になりやすくなるだけでなく、免疫力の低下や疲労感の増加といった健康トラブルにもつながります。

ここでは、口呼吸がもたらすデメリットをお伝えします。普段無意識のうちに口呼吸をしている方は、ぜひチェックしてください。

口の中が乾燥して着色が進行する

口呼吸を習慣化すると口腔内が乾燥しやすくなり、唾液の分泌が減少します。

唾液には歯の表面を守る作用があるため、乾燥が進むと歯の着色や汚れが目立ちやすくなるリスクも看過できません。

さらに、唾液が不足すると細菌が繁殖しやすくなり、歯周病や虫歯といった口腔トラブルのリスクが高まります。こうした問題を防ぐためにも、鼻呼吸を習慣にすることが重要です。専門の診療を受け、適切な方法で改善を目指しましょう。

歯周病になりやすい

口呼吸による乾燥が続くと口腔内の唾液量が減少し、細菌が増殖しやすい環境になります。その結果、歯茎が炎症を起こしやすくなり、歯周病のリスクが高まります。歯周病は進行すると歯の喪失にも繋がるため、早期対策が必要です。

口呼吸が原因の場合は耳鼻咽喉科や歯科クリニックで診療を受け、鼻呼吸への切り替えを目指しましょう。

虫歯になりやすい

口呼吸は唾液の分泌を減少させ、口腔内の細菌を洗い流す機能を低下させます。そのため、口の中で細菌が繁殖しやすくなり、虫歯になる可能性が高くなります。

虫歯を予防するためには鼻呼吸を習慣づけるだけでなく、歯科医院での定期診療やフッ素の使用など、適切なケア方法を取り入れることが重要です。

歯石がつきやすい

口呼吸による乾燥は唾液の分泌量を低下させ、歯の表面に細菌や歯垢がたまりやすい状態をつくります。その結果、歯石がつきやすくなり、歯周病や口臭の原因となる可能性があります。

歯石はブラッシングでは取り除けないため、歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。

また、鼻呼吸を習慣にすることで、唾液の働きを取り戻し、歯石の付着を予防することが期待できます。

風邪をひきやすい

空気が直接喉に入り込む口呼吸は、乾燥や細菌の侵入を引き起こしやすいのがデメリットです。

一方、鼻呼吸は空気が湿らされるだけでなく、フィルターのような役割を果たして細菌やウイルスの侵入を防ぐため、風邪を引きにくくするメリットがあります。

特に子どもは免疫機能が未熟なため、口呼吸が原因で風邪をひきやすいケースが多くみられます。日頃から鼻呼吸を心がけ、健康的な生活習慣を維持することが重要です。

口呼吸顔の顔の特徴

「口呼吸顔」という言葉を聞いたことがありますか?口呼吸を続けることで、顔つきに特有の特徴が現れることがあります。

たとえば、口元が突出して見えたり、ほうれい線が深くなったりするなどが有名です。

ここでは、口呼吸が原因で起こる顔つきの変化について詳しく説明します。

口ゴボ

口ゴボとは、横顔を見たときに上下の唇が前に突き出ているように見え、鼻先と顎の先を結ぶEラインから口元が前に出ている状態です。

口呼吸によって唇の圧力が低下し、顔の筋肉がたるむと前歯を押さえる力が弱まります。その結果、顎の発育が妨げられて歯並びに影響し、口ゴボを引き起こす場合があります。

口ゴボは噛み合わせや発音への悪影響に加え、口腔内の乾燥による虫歯・歯周病リスク増大など機能面でも問題を生むため、早期対処が大切です。

継続的な口呼吸は全身の健康を損なう恐れもあるため、専門医の診断を受けて改善を図ることが重要とされています。

アデノイド顔貌

アデノイド顔貌は、鼻呼吸がうまくできないことが原因で、顔全体が細長く見えたり、上顎が前に突出したりする特徴を持つ顔つきです。

この症状はアデノイド(咽頭扁桃=いんとうへんとう)の肥大が原因で、子どもの成長期に特に起こりやすいと言われています。結果として出っ歯や歯並びの乱れ、顎の後退といった問題が発生する可能性があります。

さらに、アデノイド顔貌は専門的な診療が必要な場合が多く、耳鼻咽喉科や歯科クリニックでの治療が推奨されています。

たるみやほうれい線

口呼吸の習慣は顔の筋肉が正しく使われなくなる原因となり、特に口周りの筋肉が衰えることでたるみやほうれい線が目立つようになります。

鼻呼吸では舌が上顎に位置し、顔全体を支える作用があります。しかし、口呼吸では舌が下がり、顔の下部がたるむケースが少なくありません。そのため口呼吸を改善し、顔周りの筋肉を鍛えることが、たるみやほうれい線予防につながります。

口呼吸顔になるのを防ぐ方法

口呼吸顔を予防するには、日常的に鼻呼吸を意識することが重要です。鼻呼吸を習慣化することで、顔つきの改善や健康トラブルの予防につながります。

ここでは、鼻呼吸をサポートする具体的な方法をご紹介します。初心者でもすぐに実践できるテクニックを中心に解説するので、今日から始められるケア方法を見つけてください。

鼻呼吸テープを使う

寝ている間に無意識に口呼吸をする方には、鼻呼吸テープの使用がおすすめです。

鼻呼吸テープを口元に貼ることで、口を閉じたまま睡眠をとる習慣をつくりやすくなります。

初心者は鼻呼吸テープを貼った状態に慣れることが重要です。使い始めは短時間から試し、肌に優しい素材のテープを選ぶと安心です。

また、日中も口を閉じる意識を持つことで、より効果が期待できます。

呼吸法をトレーニングする

口呼吸を防ぐためには、腹式呼吸や鼻呼吸を意識したトレーニングが効果的です。

例えば、「4秒で鼻から吸い、4秒止めて、4秒かけて鼻から吐く」といったリズムで練習すると、鼻呼吸の習慣が身につきます。

ヨガやマインドフルネスといった活動も、呼吸法を改善する良い方法です。特に子どもから大人まで幅広い世代に効果があるため、家族全員で取り組むのもおすすめです。

口周りの筋肉を鍛える

口周りの筋肉を鍛えることで、鼻呼吸をサポートする基盤を整えることができます。

簡単なトレーニングとして「口を閉じたまま舌を上顎に押し付ける」や「あいうえお体操」が挙げられます。この運動を毎日数回繰り返すだけでも口周りの筋肉が強化され、口呼吸が減る可能性があります。

また、マウスピースの使用も、歯並びを整えつつ筋肉を鍛える治療法としておすすめです。

口呼吸から鼻呼吸へ専門家で治す方法

鼻呼吸への切り替えが難しい場合、専門家の力を借りるのも有益です。

耳鼻咽喉科や矯正治療、整体など、専門的な診療やケアを受けることで、口呼吸の根本的な問題を解消できます。

最後に専門的な治療法とその効果について詳しく解説します。ぜひ自分に合った解決策を見つけ、プロのサポートを受けましょう。

耳鼻咽喉科を受診する

鼻呼吸への改善が難しい場合、耳鼻咽喉科で診療を受けることを検討しましょう。鼻づまりやアデノイド肥大などが原因の場合、専門的な治療が必要です。

たとえば、慢性的な鼻炎には薬や手術といった対応が行われるケースもあります。

また、専門医は個々の症状に応じた具体的な治療方法を提案してくれるため、自己判断に頼らず、早めに受診してください。

矯正治療で歯並びを改善する

口呼吸が原因で歯並びが悪化している場合、歯科医院で矯正治療を受けることが一般的です。マウスピース型の矯正器具を使うことで、目立たずに治療を進められるメリットがあります。

さらに、歯並びが整うと口腔機能が改善し、鼻呼吸へスムーズに切り替えることが期待されます。治療を始める前には歯科医師と十分に相談し、自分に合った治療計画を立てましょう。

骨格矯正で姿勢や顎周りを整える

口呼吸は姿勢や顎の骨格にも影響を与えるため、整体や矯正治療で骨格を整えることが最適です。

特に顎周りの歪みが原因で口呼吸が続いている場合、専門のクリニックで治療を受けることで根本的な改善が見込めます。歪みを正すことで舌の位置が安定し、自然と鼻呼吸が促されるケースも数多く存在します。

全身の骨格や姿勢が乱れると、頭の前傾や顎関節のズレが起きやすくなり、結果として口呼吸になってしまうケースがあります。「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」では、足元から頭蓋骨まで全身を連動させるアプローチで、顎の位置や舌骨筋群の働きを正常化し、自然に鼻呼吸しやすい状態へ導きます。強い圧をかけるのではなく、呼吸や筋膜のつながりを利用して優しく骨格を調整するため、持続的な改善が期待できます。

まとめ

口呼吸は健康や見た目にさまざまな影響を与える可能性がありますが、正しい知識と適切な方法で改善することができます。鼻呼吸の習慣化は顔のバランスを整え、健康面でのメリットも多い重要な習慣です。

セルフケアに加えて専門家の診療を受けることで、より効果的に問題を解消できるでしょう。未来の健康と美しい口元のために、今日から行動を始めてみませんか?

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この記事を書いた人

「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」代表。オールハンドで美容整形級の変化をもたらすAGOメソッド®を開発。女性の経済的、時間的自由を実現するセラピストスクールは380名以上が受講。

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