顔が大きく見えてしまう原因の一つ、エラ張り。年齢を重ねると顔が四角くなることがありますが、実はそれは骨格だけではなく、顔の筋肉のコリも影響しているケースが多いのです。
そこで今回は、理想の小顔を手に入れるための方法をご紹介します。エラ張りや顔のたるみに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
エラ張りを自分で矯正して小顔になるには?
エラ張りを自分で矯正し、理想の小顔に近づくことは可能なのでしょうか。
まずは、自宅で実践できる効果的な方法をご紹介します。エラ張りや顔のたるみでお悩みの方は、ぜひ試してみてください。
食いしばり・歯ぎしりを止める
長期間にわたって食いしばり・歯ぎしりによる緊張が続くと、顔の輪郭が変形し、特にエラ部分が張ってくる可能性があります。そのため、食いしばりや歯ぎしりを抑えることが、エラ張りの改善に繋がると考えられています。
顎や口の周りの筋肉を意識的にリラックスさせるエクササイズやマッサージを行うことも効果的です。
エクササイズやマッサージを行うと日中の緊張が軽減され、夜間の歯ぎしりが抑えられる場合があります。
咀嚼の偏りや噛み癖を意識する
咀嚼の偏りや噛み癖も、エラ張りや顔の形成に影響を与える重要な要素です。
咀嚼の偏りがあると特定の顎の筋肉が発達しやすくなり、顔の左右のバランスが崩れる場合があります。
また、噛み癖があると歯や顎にストレスがかかり、顔の形状に変化をもたらす可能性があります。
食事では両側の歯を均等に使うよう意識し、左右バランス良く食べ物を噛むことが重要です。咀嚼の偏りや噛み癖の自覚がある場合は歯科医に相談し、適切な治療やマウスガードの使用を検討しましょう。
セルフマッサージで咬筋のコリをほぐす
咬筋のマッサージでもエラ張りを改善できる可能性があります。円を描くように咬筋をマッサージすることでむくみが解消され、顔がスッキリと小顔に見える効果が期待できます。
マッサージ方法は以下の通りです。
- 顔の両側からこぶしで咬筋を挟み、圧をかけた状態で円を描くようにマッサージ
※咬筋は、頬の下辺りの歯を食いしばったときに盛り上がる場所 - マッサージを行う際、口元に力が入らないように口をぽかんと開けた状態を保つ
- 頬のすぐ下から始めフェイスラインに届くまで、少しずつ位置を変えながらクルクルと小さく外に円を描くようにマッサージを行う
以上を5回繰り返します。
マウスピースを装着する
マウスピースは、就寝中(場合によっては日中も)使用することで、筋肉の過度な発達を防ぎ、顔の輪郭をスッキリさせる効果が期待できます。
また、マウスピースを継続的に装着すれば、顔の輪郭が引き締まり、顔痩せ効果が得られることもあります。
ただし、マウスピースは顔の筋肉だけでなく、歯や骨、口腔内外にも影響を及ぼす可能性があるため、気になる方は歯科医院で専門家に相談するのがお勧めです。
エラ張り矯正をプロの手で改善する方法
エラ張りは顔の印象を大きく左右する要因の一つです。専門家による正確なアプローチで、エラ張りを解消する方法もあります。
どのようにして理想的なフェイスラインを手に入れられるのか、さっそくみていきましょう。
サロンで小顔矯正を受ける
エステや整体サロンで行われている「小顔矯正」は、マッサージを通じて頭蓋骨を構成する骨に圧力を加え、骨や筋肉のズレを矯正するとされています。
施術によっては、1回で顕著な効果を得られる可能性もあり、小顔効果だけでなくリフトアップや肌荒れの改善にも寄与すると言われています。
「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」では、寝ている間に顔が変わると言われるほど優しい手法で、身体が自然に整おうとする力を引き出します。
エラボトックス注射を行う
エラボトックスは、エラの筋肉にボトックスを注入することで小顔効果を期待する治療法です。
筋肉を縮小させてエラを目立たなくします。ボトックスはボツリヌス菌由来のタンパク質で、筋肉の動きを一時的に麻痺させることで効果が現れます。
手術を伴わず、注射による簡便な治療であり、施術後に傷跡も残りません。麻酔は通常必要ありませんが、注射の痛みについては医師と相談するのが良いでしょう。
輪郭注射を行う
輪郭注射は、顔の輪郭を整える革新的な治療法です。この治療では、顔の特定の部位に植物由来の成分を注射して脂肪を効果的に分解します。輪郭がよりシャープに整うことが期待できます。
脂肪の分解作用や肌の引き締め効果、そしてリンパ循環の促進作用により、迅速かつ効果的な施術として人気です。
エラ削り手術を行う
エラ削りは、エラの角張りや張り出しを気にする場合に行われる美容整形手術です。この手術では骨を削り、シャープなフェイスラインを作り出します。
生まれつきの骨格による角張りも解消でき、顔の輪郭をスッキリと見せることが可能です。また、下顎角(かがくかく)が大きくまたは外側に広がっていると、顔全体が大きく見えるため、下顎角の骨を調整することで、顔のフェイスラインをより美しくシャープに整え、Vラインを強調します。
しかし、この治療では、外見に対する自信を得られる一方で、骨を物理的に削るという点でリスクも伴います。慎重に検討し、専門家と相談のうえ、決断しましょう。
そもそもエラ張りの原因ってなに?
エラ張りの原因について正確に理解している方は少ないかもしれません。ここでは、エラが張るメカニズムやその原因について詳しく解説します。
下顎角の形
顔のエラが張る主な原因は、下顎の後ろの部分である「下顎角」の形状にあります。この下顎角とは、顔の下の大きな骨である「下顎骨(がかくこつ)」の奥歯から顎にかけての部分(下顎体)と、その上方に伸びる部分(下顎枝)が交わる部分の角度のことです。
一般的に、男性の場合は下顎角が約30度、女性の場合は約35度であれば、卵型のフェイスラインが形成されます。
しかし、エラが目立つ場合は、この下顎角が狭くなっていたり、急角度になっていたりすることが多いです。下顎角が大きいほど顔のラインが滑らかになり、逆に小さいと顔が角張ってエラが目立ちやすくなります。
咬筋の過剰発達
顔のエラ張りの原因の一つに、咬筋があげられます。
耳の下から頬にかけて広がる咬筋は、「咀嚼筋」と呼ばれ、食べ物を噛む際や話すときに使われる筋肉です。この筋肉は日常的に使われるため衰えにくく、一度発達すると縮小しにくい特性があります。
硬いものを食べたり歯を食いしばったりする生活習慣によって無意識に咬筋が鍛えられ、エラ張りの原因となることもあります。
以下の記事では、エラが張っている原因や特徴から解消方法まで深堀り解説していますので、参考にしてください。
エラ張り原因のセルフチェック方法
顔の輪郭やエラの形状が気になる方が、自宅で簡単にエラ張りの原因をチェックできるポイントを紹介します。
生活習慣や顔の骨格がエラ張りにどう関わるのか、ぜひ参考にしてください。
エラ張りの原因は筋肉か骨格か
まず、奥歯を強く噛んで口を横に広げ、「いー」と声を出してみてください。エラの部分が膨らんでいれば筋肉の影響が大きい可能性があります。
また、歯の状態が悪化しているかどうかも、エラ張りの原因が筋肉かを見極める、一つの指標となります。
エラ部分の膨らみがない場合や歯の状態に問題がない場合、エラ張りの原因には骨格の特性が関与しているかもしれません。骨が原因の場合、エラ張りの改善には骨を削るといった外科的な手術が必要です。
エラ張りの原因となる生活習慣
エラ張りの原因は、主に「咬筋の発達」や「骨格」によるものがあります。咬筋が発達すると筋肉が厚くなり、顔の輪郭が大きく見える原因となります。
筋肉に由来するエラ張りだと感じている場合、食べ物を噛む強さや寝ている間の歯ぎしりに注意してみてください。これらの癖の影響で、咬筋が過度に発達している可能性があります。
ほかにも、左右でエラの張り方が異なる場合は、噛み合わせの問題が関係している可能性もあります。
正しい噛み合わせが乱れると、咬筋に余分な力がかかり、エラが張る原因となるのです。自身のエラ張りの原因を確認し、適切な対策を考えましょう。
エラ張り矯正を自分でやるときの注意点
エラ張りを自分で矯正する際は、正しい方法で行うよう注意が必要です。自己流での対処法や無理なエクササイズは、むしろ問題を悪化させることに繋がるかもしれません。
ここでは自分でエラ張り矯正を行う際の注意点をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
顔のセルフマッサージは難易度が高い
顔のセルフマッサージが難しい理由はいくつかあります。まず、顔の皮膚は他の部位と比べて非常に繊細で、間違った圧や動きで皮膚を傷つける恐れがあります。
また、顔の筋肉や骨格の構造は複雑で、正確なマッサージポイントや方法を把握する必要があります。
さらに、顔の血流やリンパの流れを促進するための適切な手技や圧力の調整も重要です。顔のセルフマッサージを行う際は、適切な知識と技術を身につけてから、慎重に行いましょう。
以下の記事では、できるだけ安全に自分でできる小顔矯正について解説していますので、セルフでトライした方は参考にしてください。
肌が乾燥した状態でマッサージを行わない
肌が乾燥した状態でマッサージを行うのは避けてください。乾燥した肌は水分や油分が不足しており、摩擦や刺激によって更なるダメージを受けやすいからです。
マッサージは通常、肌の血行を促進し、栄養を与えることを目的としています。しかし、乾燥し、肌のバリア機能が低下した肌では、マッサージが敏感肌や赤み、かゆみの原因になる可能性があります。
マッサージを行う前は、クリームや乳液で保湿ケアをしっかりと行い、肌の状態を整えましょう。
咬筋が硬いと「ほうれい線」にも影響がでる
咬筋は顔の中で非常に強力な筋肉です。そのため、咬筋が硬くなると顔の表情の動きが制限され、この状態が長く続くと、顔の筋肉や皮膚のハリが衰え、口元や頬の周りに「ほうれい線」ができやすくなります。
正常な咬筋の状態を保つためにも、適切なストレッチやマッサージを行い咬筋の緊張を和らげましょう。
エラ張りに関するよくある質問
エラ張りに関するよくある質問についてみていきましょう。エラ張りの原因や改善方法、効果的なケアについて知りたい方は必見です。
まとめ
今回の記事では、エラ張りにお悩みの方に向けて原因や対策をご紹介しました。
AGO TOKYO SALONでは、顎関節の調整に注目し、美容整形では対応できない顔の左右差や歪みの相談も受け付けています。
エラ張りを含めた美容と健康両方に興味がある方は、一度AGO TOKYO SALONにご相談ください。