おでこをマッサージすると痛い原因は?症状を和らげる対処法も解説!

おでこをマッサージすると痛い原因

マッサージ施術やセルフマッサージで、おでこを触った際に突然出てくる痛み。このようなおでこの痛みを感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。

おでこの内側にある筋肉の部分が緊張、炎症を起こしていると、マッサージをする際に指の動きに沿って、おでこの痛みが出てしまいます。

今回は、マッサージするとおでこが痛くなってしまう悩みを持つ方のために、痛みの原因や痛い時のマッサージのコツ、対処法まで詳しく解説していきます。

目次

おでこをマッサージすると痛い原因は?

主な原因は筋肉の緊張によるおでこの凝りや、血液の流れが悪くなること、ホルモンバランスの乱れです。

それぞれの原因を理解して、日常生活の際に心がけることでおでこの痛みを予防してみましょう。

前頭筋の緊張と血行不良

前頭筋は額の中心の内側に位置しており、目を大きく開けたり、眉を引き上げたり表情をつくる機能があります。

おでこをマッサージすると痛みを感じる主な原因の一つは、前頭筋の緊張と血行不良です。長時間のデスクワークやストレスによって、前頭筋に負荷がかかり緊張した状態が続くと痛みが発生します。

特に、マッサージの際に痛みを感じやすくなるのは、前頭筋の緊張が血行不良を起こし、筋肉や皮膚の血流も同様に悪化させるからです。

前頭筋の緊張を緩和するためには、以下の2つのポイントが効果的となっています。

  • 適度なストレッチ
  • リラックスする

上記のような日常的なケアを行うことで、血行が促進され、痛みの解消や予防が期待できるのでおすすめです。

胸鎖乳突筋の緊張と血行不良

胸鎖乳突筋は鎖骨から首の側面、耳の下辺りにかけて広がる筋肉です。この筋肉の緊張や血行不良もおでこの痛みを引き起こします。

肩こりや姿勢の悪さが影響して緊張が蓄積し、マッサージの際におでこの痛みを感じることがあります。

痛みを軽減するには、以下の3つが有効です。

  • 胸鎖乳突筋を含む肩や首のストレッチ
  • 姿勢改善
  • 定期的な運動

上記を行うことで自然と筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、症状が改善されるとされています。

また、時間に余裕がある際には、あごから胸鎖乳突筋に向かって優しくマッサージを行うことでリンパも流れやすくなるのでおすすめです。

皮ふの感覚神経が過敏になっている

おでこには多くの感覚神経が集まっており、これらの神経が過敏になるとマッサージの際に、皮ふの表面が痛みを感じやすくなります。神経過敏の原因は、肌の乾燥や刺激、ストレスです。

また、眼精疲労や頭痛なども影響する場合があります。入浴後に肌の保湿を十分に行い、リラックスする時間を確保することで、感覚神経の過敏を和らげることが可能です。

ホルモンバラスの変化

ホルモンバランスの変化もおでこをマッサージする時に痛みを発生させることがあり、要注意です。

特に女性は、生理周期や更年期などでホルモンの変動があると、皮ふや筋肉の感覚が変わり、痛みを感じやすくなります。

ホルモンバランスの変化による影響は、マッサージによる痛みにつながるだけでなく、むくみも出やすくなるのです。

睡眠を十分に取るなどの生活習慣の見直しや、リラックス、ストレスを管理することが痛みの軽減に役立ちます。

ホルモンバランスが崩れている際は、自分で判断せずに必要に応じて、病院などの医療機関での診療や、適切な治療も検討すると良いでしょう。

おでこが痛いときのマッサージのコツ

おでこに痛みを感じるときは、マッサージを敬遠しがちですが、痛みを和らげるためにも適切な方法でマッサージすると良いでしょう。

セルフマッサージを行う際に、おでこに痛みがある場合は痛くならないようにとにかく優しくマッサージすることが1番です。

おでこが痛いときのマッサージのコツをご紹介していきます。

適度な力加減を保つ

強い圧や過度な刺激は、皮ふや神経に過剰な負担をかけ、痛みや不快感を悪化させることがあります。

おでこの痛み以外に、緊張型頭痛や片頭痛、筋肉のコリがある場合、力加減を調整しながら頭皮のツボを刺激するマッサージを行うことで、痛みの緩和にも役立ちます。親指や指の腹を使い、優しく圧をかける方法が有効です。

また、適度な力でマッサージを行うことで、血流が改善され、全体的なリラックス効果がありストレスの軽減にもつながります。

軽く指圧をしてみて、自分に合った力加減を見つけてみましょう。

ホットタオルで温める

マッサージの前にホットタオルでおでこを温めることは、痛みの緩和に非常に効果的です。

温かいタオルが血行を促進することで、こめかみや後頭部のコリ、筋肉の収縮を軽減してくれます。

ホットタオルでおでこ全体を包み込むように温め、5分ほど放置することで、血流が改善され、筋肉の緊張や炎症の緩和が期待できます。

特に、おでこの痛みがストレスや眼精疲労に関係する場合には、日常生活の中でも入浴後などリラックスできる時間にホットタオルで温めるとより効果的。

ヤケドをしないように適切な温度のホットタオルを使用しましょう。

定期的に筋肉をほぐす

おでこの筋肉や周囲の部位を定期的にほぐすことは、痛み物質が発生する要因となる筋肉の緊張やコリを改善するために非常に有効です。

長時間のデスクワークやスマホの使用、生活習慣の乱れが原因で筋肉が固まりやすくなります。

目安としては1回あたり10分程度の簡単なストレッチやマッサージを行うと、筋肉を効果的にほぐすことができるので日常的に取り入れることがおすすめです。

マッサージを行う際には、眉間や髪の毛の生え際、こめかみ周りの筋肉を意識してほぐすと良いでしょう。

また、ストレッチやマッサージでも改善しない場合には、鍼灸などの方法を取り入れることで、筋肉の収縮を緩和し、血流を促進することができるとされています。

さらに、リラックス時間を設けたり十分な睡眠時間の確保を心がけることで、全体的な疲れや不調を改善し、健康を保つことがとても大切です。

おでこの痛みを和らげる他の手段

マッサージでのおでこの痛みを和らげる方法はお伝えしましたが、他にもおでこの痛みを和らげる手段があります。

少しのポイントを抑えるだけで、日常生活でも即座に取り入れやすいです。

ここからは、マッサージ以外のおでこの痛みを和らげる対処法をご紹介していきます。

入浴で血行を促進する

入浴は頭や顔、身体全体の血行不良を改善し、おでこの血流も活性化させます。

温かいお湯に浸かることでリラックスし、血管を広げて循環を促進するので、痛みの軽減が期待できるでしょう。

しかし、水分補給せずに入浴すると、体内の水分が汗とともに体外へ排出され水分不足となってしまいます。

血液の流れが悪化してしまう可能性があるので、入浴前や入浴後はしっかりと水分補給を行うよう注意してください。

鎮痛剤・漢方などの薬の服用

痛みが強いケースの場合には、まれに病気が隠れていることもあるので、病院を受診し、医師の指示に従い適切な鎮痛剤や漢方薬を使用しましょう。

炎症を抑える作用や神経の鎮静効果がある薬を服用すれば、症状の緩和が見込めます。

痛みのタイプによって処方される薬も異なるので、症状が頻繁に出てくる場合や痛みが持続する場合は、自身で判断せずに医師に相談してみてください。

ストレートネックや猫背を改善する

通常の首の骨形は少し湾曲していますが、スマホやパソコンの普及によって慢性の疾患であるストレートネックや背中が曲がってしまう猫背は、おでこの痛みの原因になります。

ストレートネックや猫背は、骨の形だけでなく関節も炎症を起こしやすくなるため注意が必要です。

ストレートネックの方は、リハビリの施術を受けたり、正しい姿勢を維持するために、エクササイズや専門家による整体の施術を取り入れて筋肉のバランスを整えましょう。

十分な休息を取る

十分な睡眠と休息はおでこのみならず、身体全体のメンテナンスとして非常に重要です。

自然に入眠できるよう、スマホを就寝前に触らない、食事を摂ってから3時間以上あけて寝るなどの対策を行うことが大切と言えます。

ストレスを軽減し、リラックスできる環境を整えることで、筋肉の緊張がほぐれ、痛みが軽減されるでしょう。

おでこが凝るとなにが起こる?

前頭筋などのおでこの筋肉が緊張状態になり、凝ることで起こるデメリットはシワや白髪など老化にもつながるものが多くあります。

おでこが凝らないように生活することで、美容効果も高いので若々しい肌を保ちたい人にもおすすめです。

ここからは、おでこの凝りによるデメリットを解説していきます。

シワができやすくなる

おでこが凝ると筋肉の緊張が続き、肌が引っ張られることでシワが形成され、溝が深くなりやすいです。

また、筋肉はそれぞれ繋がっているので以下のような影響があります。

  • まぶたの筋肉の緊張で目元のしわが増える
  • 表情筋が硬直し、たるみやすくなる

シワやたるみ防止のため、おでこが凝らないようにマッサージやストレッチを行ってみてください。

目の疲れ・クマができやすくなる

スマホやパソコン作業によっておでこの前頭筋が凝ってしまうと、目の周りの血流も悪化しやすくなり目の疲れやクマの原因となります。

目元の印象が疲れ気味に見えると、顔全体にも疲労感が漂ってしまいがちです。

こまめな休息やホットタオルで目の周りを温めるなどして、筋緊張を緩めるよう心がけましょう。

白髪が増えやすくなる

主に白髪が増えてしまうのは以下の3つの原因があります。

  • 髪や頭皮の栄養不足
  • 老化
  • ストレス

頭の筋肉の緊張した状態が続くと、髪の毛に必要な栄養素が届きにくくなり、結果として白髪が増えやすくなることがあります。

血流を促進させると、黒髪をつくる細胞が活性化するため、白髪が気になる場合にはおでこをマッサージすると良いでしょう。

抜け毛・薄毛になりやすい

抜け毛や薄毛の原因もまた血行不良による、髪の毛の成長に必要な栄養が不足することです。

おでこが凝ると頭皮の血行も悪くなりやすく、頭皮の皮ふの生まれ変わりが妨げられることで、毛穴が詰まりやすくなります。

頭皮の毛穴が詰まると、次に生えてくる毛がどんどん細くなっていき、抜け毛や薄毛につながってしまうので、おでこの凝りをほぐすことは大切です。

おでこのマッサージに関するよくある質問

おでこの凝りが気になる方や、マッサージが好きな方からの、おでこのマッサージに関するよくある質問を解説していきます。

おでこのマッサージで自律神経が整うのは本当?

おでこのマッサージは、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進することで全身にリラックス効果を得られます。これにより自律神経のバランスが整いやすくなり、ストレス軽減や心身の安定感が得られることがあります。

おでこに老廃物が溜まると痛い?

おでこに老廃物が溜まると、筋肉が緊張しやすくなります。さらに老廃物が血行を阻害すると、マッサージの際に痛みを感じることがあります。

定期的なマッサージや十分な水分補給で老廃物を排出することが痛みの予防に役立ちます。

まとめ

おでこにある「前頭筋」が緊張することで、血行不良を起こし筋肉の凝りが発生します。この凝りがマッサージをした際に感じる、おでこの痛みの原因と言えるでしょう。

適切なおでこのマッサージを行い、姿勢や生活習慣の見直しを行うことでおでこの痛みの緩和や、痛みを出させないように予防することができます。

おでこの痛みを感じたら優しくマッサージをして、痛みから解放されてみませんか。

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この記事を書いた人

「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」代表。オールハンドで美容整形級の変化をもたらすAGOメソッド®を開発。女性の経済的、時間的自由を実現するセラピストスクールは380名以上が受講。

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