口角が上がらないのはなぜ?骨格なの?老け見えを防ぐポイントを解説

口角が上がらないのはなぜ?

口角が上がらないことは、見た目に大きな影響を与えます。笑顔をつくるための筋肉や皮膚の状態は顔の印象に直結し、特に口元は周囲の人々に大きな影響を与える部分です。

口角が下がっていると老けて見えるだけでなく、不機嫌そうに見えたり、疲れた印象を与えたりすることが多いでしょう。

今回の記事では口角が上がらない原因を明確にし、それに対する効果的な改善方法を紹介します。

日常的に行えるトレーニングや専門的な美容施術まで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

口角が上がらない原因は骨格?

口角が上がらない主な原因には、骨格の問題や表情筋の衰え、生活習慣などが関与しています。しかし、骨格だけでなく、筋肉の使い方や皮膚のたるみも大きな原因です。

特に表情筋は普段使っていないと衰えが早く、口角を持ち上げる力が弱まります。

まずは、口角を上げるためのさまざまな要因を解説し、それぞれに対する対策方法を詳しく紹介します。

顎の歪み

顎の歪みがあると顔全体のバランスが崩れ、片方の口角が下がりやすくなります。

顎が正しく機能せず、左右で筋肉の引っ張り具合が異なると、自然に口角が下がった状態になりやすくなります。さらに、普段の食事や会話、さらには睡眠中の姿勢によっても悪化するケースもあります。

この歪みを解消するためには、顎を鍛える筋力トレーニングや矯正治療がおすすめです。歯科矯正や骨格矯正などで顎の位置を整えると、口角の向きにも良い影響が期待できます。

歯並び

 
歯並びの乱れも、口角が上がらない原因になりやすいです。歯の位置が悪いと口を閉じたときに口元が引き締まらず、口角が自然に下がるためです。

特に出っ歯や噛み合わせが悪い場合、口元が前に出てしまうために口角が引き上がらず、口の形が不自然になります。

この問題を改善するためには、歯列矯正が一般的な方法です。ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯並びを整えることで、口元の印象が大きく変わります。

姿勢の悪さ

猫背や前かがみの姿勢を続けていると顔の筋肉に余分な負担がかかり、口角が下がることがあります。

正しい姿勢を保つことは、全身の健康だけでなく、顔の筋肉にも良い影響を与えるため、とても大切です。

逆に姿勢が悪いと、首や肩の筋肉が緊張して口元の表情筋がうまく働かなくなるため、口角が下がりやすくなります。普段から意識的に姿勢を正し、肩や首の筋肉をリラックスさせましょう。

表情筋の衰え

表情筋は日常的に使うことが少なく、意識しないとどんどん衰えてしまいます。特に口角を引き上げる「口角挙筋」や「大頬骨筋」が衰えると、口角が下がりやすくなります。そのため、表情筋を鍛えるためにも普段から意識的に使いましょう。

たとえば、笑顔をつくるときに意識して口角を引き上げる、あるいは笑顔を長時間キープするなど、表情筋を活発に使うことがあげられます。表情筋のトレーニングは口角を引き上げるだけでなく、顔全体の若々しさを保つためにも重要です。

皮膚のたるみ

 
年齢を重ねると、皮膚や皮下組織の弾力が低下し、重力に負けてたるみが発生します。

口元も例外ではありません。特に頬の筋肉が弱くなると皮膚が重力に引っ張られて下がり、口角の位置にも影響が出ます。

表情筋を正しく使い、適度なスキンケアや生活習慣の見直しを行うことで、皮膚のたるみが軽減され、口角が上がりやすくなる環境を整えることが可能です。

口角が上がらないとどんな印象を受ける?

口角が上がっていると親しみやすく、明るい印象を与える一方で、下がった口角は疲れた印象や不機嫌さを感じさせることもあります。

それでは口角が上がらない場合、どのような印象を相手に与えるのでしょうか。

老けて見える

口角が下がることで顔の印象が硬く、暗くなりがちです。

口角が下がったままの顔は、頬がたるんで見えたり、顔全体が沈んだような印象を与えたりします。その結果、実年齢よりも老けて見えるケースがあります。

さらに、笑顔が少ないと顔の輪郭もぼやけがちで、年齢を感じさせる原因になるでしょう。

表情筋のトレーニングや姿勢改善、全身の骨格調整などを行うことで、こうした老け見えを緩和し、自然で明るい印象を取り戻すことが可能です。日常的なケアを通じて、年齢相応の美しさを保ちましょう。

不機嫌に見える 

不機嫌そうに見られやすい方は、口角が下がっている可能性があるでしょう。

特に、何も言わずにただ立っているだけでも、口角が下がっていると周りは不安や不快を抱くことがあるため、印象が悪くなりがちです。

口角を上げることによって顔全体の表情が和らぎ、穏やかな印象を与えることができます。日常的に口角を意識することで、周りの人々とのコミュニケーションも円滑になるでしょう。

口角を上げるための生活習慣

口角を上げるためには、日々の生活習慣を見直すことが非常に重要です。ささいなことの積み重ねが、口元や表情筋の改善につながります。

ここでは、普段の生活で簡単に取り入れられる習慣をいくつかご紹介します。意識して実践すれば、口元の印象が変わるでしょう。

食事で噛む回数を意識する

食事の際によく噛むことは、口元の筋肉を鍛えるために非常におすすめです。噛むことで頬や口周りの筋肉が自然に使われ、筋力がアップします。

特に硬い食べ物を意識して噛むことが大切です。顎を動かすことで表情筋が活性化し、口角を引き上げる筋力が強化されます。

そのため、食事の際には噛む回数を意識的に増やし、少し時間をかけて噛むようにしましょう。顔の筋肉が鍛えられ、口元のたるみ予防にもつながります。

加えて、噛むことで顔の血行が良くなり、口元の美容にも良い影響を与えられるでしょう。

表情筋を意識的に使う

口角を上げるためには、普段から表情筋を意識的に使いましょう。特に笑顔をつくる際に口角を引き上げる意識を持つことで、無理なく口元を改善できます。

また、日常的に表情を豊かにすれば口周りの筋肉の衰えを防ぎ、顔全体のバランスが整います。

テレビを見ている時や通勤中に自分の顔を鏡でチェックし、意識的に笑顔や表情をつくる練習をするとよいでしょう。

口呼吸を改善する

口呼吸ではなく鼻呼吸を意識的に行うことで、顔の筋肉や口周りのバランスが整い、自然に口角が上がりやすくなります。

逆に口呼吸が続くと口周りの筋肉が緊張して血行が悪くなるため、口元のたるみやシワが目立ちやすくなります。

普段から意識して鼻呼吸を行い、口元の筋肉の健康を保つことが大切です。夜間も口呼吸をしないよう、マウスピースの使用も一つの改善方法です。

歯ぎしり・食いしばりを解消する

歯ぎしりや食いしばりが習慣になっている方も、口元が下がりやすいです。

これらの癖はストレスや緊張が原因で起こることが多いため「日常生活でストレスを感じた時に深呼吸をする」「リラックスする時間を持つ」など、心身の緊張を和らげる習慣を身につけましょう。

ただし、あまりにも歯ぎしりや食いしばりがひどい場合は、歯科医に相談して適切な治療を受けてください。

丁寧なフェイスマッサージをする

フェイスマッサージは、口角を上げるために人気の方法です。口元や頬周りの筋肉をほぐし血行を促進させることで、口角を引き上げられる効果が期待できるためです。

マッサージは毎日のケアとして取り入れると、顔全体の筋肉が柔軟になり、たるみの予防に役立つ可能性があります。

特に頬骨周りや口角付近を意識的にマッサージすることで、口元のたるみやシワの改善につながります。

メイクでカバー 

リップやチークを適切に使えば顔の輪郭を強調し、口角を引き上げる効果があります。たとえばリップラインを少し上に描くことで、自然に口角が上がったように見せられます。

また、チークも積極的に取り入れましょう。頬骨の上にのせると顔全体がリフトアップして見え、口角も自然な上向きになります。

メイクのテクニックを駆使して、日常的に口角を強調する方法を取り入れてください。

口角を上げるためのトレーニング法

口角を上げるためには、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングがおすすめです。普段使わない筋肉を意識的に動かすことで、口角の位置を引き上げる力を強化できます。

ここでは3つのトレーニングを紹介するので、ぜひ日常に取り入れてください。

割り箸トレーニング

割り箸トレーニングは、口角を上げるために人気の方法です。次のステップでぜひ試してください。

  1. 割り箸を口にくわえる
  2. 両端を下に向けるようする
  3. 顔の表情を崩さずに割り箸をくわえた状態で10秒間キープする
  4. この動作を1日に3回から5回繰り返す

また、割り箸トレーニングは口角だけでなく顔全体のリフトアップにも効果が期待でき、日常的に行うことで顔の印象を若々しく保てます。

慣れてきたら少し時間を延ばして、より筋肉を鍛えることを目指してみましょう。

舌回しトレーニング

舌回しトレーニングは、顔の筋肉をバランスよく鍛える方法としておすすめです。

やり方は簡単で、舌を口の中で円を描くように回すだけです。

  • 舌を口の中で時計回りに回す
  • 反時計回りに回す

それぞれ10回ずつ回し、その後に軽く口を開けるストレッチを行ってください。この運動を1日数回行うことで口周りの筋肉が柔軟になり、口角を上げる筋力をつけられます。

さらに、口角だけでなく顔全体の表情筋を効果的に動かせるため、リフトアップ効果も期待できます。

口周りや頬、顎のラインをすっきりさせたい人には最適なトレーニングです。

以下の記事では、舌回しエクササイズの基本的なポイントやリスクについて解説していますので、参考にしてください。

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頬筋を動かすトレーニング

頬筋を動かすトレーニングも口角を引き上げるためには欠かせません。次の手順で毎日のスキマ時間に取り入れてください。

  1. 目を大きく開いて上の歯が8本見えるように口角を上げて笑う
  2. 親指と人差し指を開いてエラの下から頬のお肉を持ち上げて5秒間キープ
  3. 手を外して5秒間笑顔をキープ
  4. これを3~5セット繰り返す

このトレーニングは頬のたるみを防ぎ、顔全体を引き締める効果もあるため、顔の輪郭をすっきりさせたい方におすすめです。

口角が上がらない人におすすめの施術

口角が上がらない原因はさまざまですが、生活習慣やトレーニングで改善できない場合、専門的な施術を受けることも一つの方法です。

どの施術が最適かは個々の顔の状態や悩みによるため、専門家と相談しながら最適な方法を選んでください。

美容クリニック

美容クリニックは、ボトックス注射やヒアルロン酸注入など、即効性のある施術を提供しています。これらは筋肉の過緊張を和らげたり、皮膚にハリを与えることで、口角を持ち上げやすくする効果が期待できます。

ただし、持続期間には限りがあり、定期的なメンテナンスが必要な場合もあります。また、骨格ベースの全身アプローチとは異なり、根本的な歪みに対処するわけではありません。

そのため、即効性重視の選択肢として美容クリニックを検討するとよいでしょう。

歯列矯正

歯並びが悪いと、噛み合わせが不自然になり、顎や顔のバランスが崩れて口角が上がりにくくなります。

歯列矯正は、歯科医師による専門的な治療で歯並びや噛み合わせを整え、顎関節への負担を減らす手段です。結果として、表情筋が左右均等に働きやすくなり、自然と口角を引き上げる助けになります。

ただし、治療には数ヶ月から数年の時間がかかり、費用も高額になることが一般的です。その点を踏まえつつ、将来的な安定した口元を目指す方にとっては、有効な手段といえるでしょう。

小顔矯正

小顔矯正は、顔の骨格や筋肉のバランスを整え、顔全体をすっきり見せる施術です。特に、顔の歪みや筋肉の緊張を改善することで、口角を上げる効果も期待できます。

口角が下がる原因の一つに顎の位置や顔全体の歪みがあげられるため、顔の印象が明るくなり、口角も自然と引き上がります。

さらに「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」のメソッドを取り入れると、効果が高まります。この方法は、顔だけでなく全身のバランスを整えることを重視しており、以下のようなポイントにアプローチします。

  • 顎や首の調整:顎や頚椎を整えることで、口角が引き上がりやすくなる
  • 姿勢の改善:背骨や肩の歪みを解消することで、顔全体が正しい位置に戻る
  • 全身の緊張をほぐす:腹部を温めて自律神経を整えるなど、全体的なケアを通じて顔の筋肉をリラックスさせる

1回の施術で効果を感じることもありますが、継続的なケアによって顔のバランスが安定し、より持続的なリフトアップが可能になります。

特に、顔の歪みや筋肉の緊張が原因で口角が下がる方には、こうした全身的なアプローチが効果的です。

シンプルながらも根本原因にアプローチする小顔矯正は、口角を上げるための有効な施術の一つといえるでしょう。

まとめ

口角が上がらない原因は骨格や筋肉の衰え、姿勢の悪さ、さらには生活習慣や癖など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。その結果、顔の印象が「老けて見える」や「不機嫌に見える」といったネガティブなイメージを与えてしまうこともあります。

しかし、日々の生活習慣を見直したり、表情筋を鍛えるトレーニングを取り入れたりすることで、口角を上げることは十分に可能です。

また、美容クリニックや矯正施術といった専門的なアプローチも、根本的な改善につながる効果的な選択肢です。

笑顔は周りに良い印象を与えるだけでなく、自分自身の気分や自信にも大きな影響を与えます。日々の小さな習慣やケアを積み重ねることで自然な笑顔を手に入れ、顔全体の印象を明るくアップデートしていきましょう。

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この記事を書いた人

「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」代表。オールハンドで美容整形級の変化をもたらすAGOメソッド®を開発。女性の経済的、時間的自由を実現するセラピストスクールは380名以上が受講。

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