鏡や写真の自分を見たときに、眉毛の高さが左右で違うと感じたことはありませんか?
眉毛の高さが左右で異なるのは、筋肉や骨格のゆがみ、生活習慣などが原因といわれています。その結果、顔に非対称な印象を与えるため、コンプレックスに感じる方も少なくありません。
この記事では、眉毛の高さが異なる原因や改善方法を解説します。左右差を解消するためのケアについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
眉毛の高さが違うときに効果的なマッサージ
眉毛の高さが左右で異なることは珍しくありません。日常生活や顔の使い方によって筋肉が緊張し、片側だけが上がってしまうからです。
まずは、そのような悩みを解消する顔の効果的なマッサージ方法を紹介します。誰でも簡単にできる方法ばかりなので、ぜひチェックしましょう。
前頭筋(ぜんとうきん)をこぶしでほぐす
前頭筋は額に位置する筋肉で、眉毛の上下運動に影響を与えます。眉毛の高さが左右で違う場合、こぶしを使って前頭筋をほぐすことで、筋肉の緊張を緩め、左右のバランスを整える効果が期待できます。
マッサージの方法は次のとおりです。
左右の眉のすぐ上にこぶしを当て、円を描くようにマッサージします。これを10秒間行った後、おでこの中央から生え際までこぶしを移動させ、それぞれの場所で同じように10秒ずつ円を描きながらほぐしていきます。
そのまま両手のこぶしを頭頂部や後頭部に移動させ、円を描くようにそれぞれ10秒間マッサージします。細かい場所は気にせず、心地よいと感じるところを重点的にほぐしましょう。
眉毛下制筋(びもうかせいきん)を親指で指圧する
眉毛下制筋は、眉毛を下げる動きに関与しており、この筋肉の過剰な緊張が左右差の原因となりやすい場所です。
マッサージの方法は次の2ステップで、非常に簡単です。
両手の指を親指以外で組み、親指だけを立てます。その親指を眉頭の下のくぼみに軽く差し込み、鼻筋を押さえるようにセットしてください。腕を上げ続けると疲れる場合は、テーブルなどに肘をついて頭を少し下げると楽に行えます。
眉頭のくぼみに当てた親指を軽く押さえながら、上下に動かして30秒間マッサージします。ここは凝りやすい部分なので、強く押したくなるかもしれませんが、あくまで痛気持ちいい程度の力で、やさしく筋肉をほぐしましょう。
皺眉筋(すうびきん)をやさしくほぐす
皺眉筋(すうびきん)は眉間に位置し、表情の変化に伴い眉毛の高さに影響を与える部分です。
この筋肉が発達しすぎると、眉毛が片側だけ上がることがあります。
マッサージのやり方は次のとおりです。
人差し指、中指、薬指の3本を眉のすぐ上に並べ「皺眉筋」を軽く押さえます。このとき、3本の指に均等に力がかかるように意識してください。親指と小指は軽く添える程度で構いません。
押さえた3本の指を使い、30秒間、上下に小刻みに動かします。大きく動かす必要はなく、皮膚の奥にある筋肉をしっかりとほぐすイメージで行いましょう。
こめかみのリリースする
こめかみは、顔全体の筋肉に影響を与える重要な部分です。特に、こめかみのくぼみにある太陽というツボへの刺激は、眉毛周りの筋肉を弛緩させることができます。
こめかみを中心とした筋肉をほぐすマッサージの手順は、次のとおりです。
まず、中指と薬指の指先を目尻の下に軽く当てます。
目の下の骨に沿うように、目頭へ向けて指をゆっくりと動かしながら優しくなぞります。
眉頭から眉尻に向かって指を滑らせ、最後にこめかみまで流すように動かします。
眉毛の高さが左右で違う原因とは?
眉毛の高さが左右で異なる原因はひとつではなく、筋肉の使い方や骨格のゆがみ、生活習慣などが影響しあっています。
ここでは、眉毛の左右差を引き起こす可能性のある原因を解説します。より効果的な改善策を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。
骨格のゆがみ
頭蓋骨や顔の骨格にゆがみがあると、眉毛の高さに左右差が生じる原因になります。特に、片側の骨格が発達している方は、自然と眉毛の高さも非対称になりやすいです。
骨格のゆがみは姿勢の悪さが原因となることが多く、マッサージや矯正施術を通じて改善できる場合もあります。
左右の眉毛の違いが顕著な場合、整体や骨格矯正の専門家に相談しましょう。
筋肉の動かし方
顔の筋肉は使い方によって、片側だけが過剰に発達しやすくなります。たとえば、表情を作る際に利き手側の筋肉を多く使う、食べ物を片側ばかりで咀嚼するなどが代表的です。
このような筋肉の使い方が習慣化すると、眉毛の高さにも影響が及びます。特に、前頭筋や眉毛下制筋の左右差が大きくなると、眉毛の高さが違って見える原因になります。
日常的に筋肉の使い方を意識し、バランスよく動かす意識を持ちましょう。
視力の左右差
視力の左右差が原因で眉毛の高さが変わることがあります。視力が低い側の目を過剰に使おうとすると、片側の筋肉が緊張し眉毛が引き上げられやすくなります。
また、物が見にくくて目を細めたり、眉間にシワを寄せたりしてしまう方も多いでしょう。
このような状態が続くと、眉毛の高さに左右差が生まれ、見た目に影響を与えてしまいます。
視力の違いがある方は、眼鏡やコンタクトレンズを適切に使用することで、眉毛の位置も改善が期待できます。
顔のパーツの位置や大きさの違い
顔のパーツが左右非対称の場合、眉毛の高さにも影響が出ます。たとえば、目や鼻の位置がわずかに異なる場合、眉毛の位置が片側だけ高く見えるケースがあります。
気になる方はバランスを取るためのメイクテクニックを調べたり、アートメイクを検討したりするとよいでしょう。
目の二重幅の差
左右の目の二重幅が異なると、眉毛の高さにも差異が出やすいです。
片側の二重が広い場合はその目が大きく見え、眉毛の位置が高く感じられます。逆に、片側が一重や二重幅が狭い場合は眉毛が低く見えやすくなります。
二重幅の差による眉毛の高さの違いはアイブロウを駆使したり、アートメイクを併用したりすれば、バランスを取る事が可能です。
目の疲労
目の疲れ(眼精疲労)は、眉の高さが左右で異なる原因の一つです。目が疲れることで目の周りの筋肉が緊張し、それが首や肩のこりを引き起こします。
肩こりは顔全体のたるみやゆがみを生み出しやすくなり、その影響で眉の高さに差が出やすくなります。また、慢性的な疲労が蓄積するとこの傾向がさらに顕著に。
定期的にホットタオルを目にあてて、緊張や疲れを和らげる時間を持ちましょう。
顔の左右差は日常の何気ない習慣や骨格の問題、筋肉の使い方に原因があることが少なくありません。以下の記事では、目の高さの左右差が生じる原因と歪みを解消するための具体的な対策について解説しています。
眉毛の左右差ができる生活習慣
日常生活の中で何気なく行っている行動や癖が、眉毛の左右差を引き起こしているかもしれません。
続いては、眉毛の左右差を生みやすい生活習慣について紹介します。自分に該当するものがないか、ぜひチェックしてください。
前髪が目にかかっている
前髪が目にかかるヘアスタイルが原因で、眉毛の高さが左右で違ってしまうことがあります。特に、いつも同じ方向に前髪を分けている方は要注意です。
前髪が片側の目にかかると、視界が一部遮られるため、無意識のうちに前髪がかからない側の目を多く使うようになります。片方の目ばかり使うと顔の筋肉が不均等に発達し、結果として眉毛の位置が左右で異なってしまうのです。
このような左右差を防ぐためには、前髪の分け目を変えたり、前髪が目にかからないヘアスタイルを取り入れたりすることが大切です。
前髪のスタイリングに少し気を配るだけで、顔全体のバランスを整えやすくなるでしょう。
頬杖をつく癖がある
頬杖をつく癖があると片側の顔に負担がかかり、筋肉や骨格が徐々に歪んでしまうことがあります。
特に、長時間にわたって頬杖をつき続けると、顔全体のバランスが崩れやすくなり、眉毛だけでなくフェイスラインや頬の位置にも影響が及ぶことがあります。
頬杖をつく習慣は無意識に行われるため、気づかないうちに顔に偏った負荷をかけてしまうケースも少なくありません。
このような悪影響を防ぐためには、まず自分の頬杖をつく癖に気づくことが重要です。姿勢を正し、机に向かうときやリラックスする際には、意識して両手を使って左右のバランスを保つよう心がけましょう。
また、鏡を見て顔のバランスや姿勢をチェックすることもおすすめです。
噛み癖がある
片側だけで噛む癖は、顔の筋肉の発達に左右差を生じさせ、結果的に眉毛の高さにも影響を及ぼします。
特に、咀嚼筋や側頭筋が片側だけ発達すると、顔全体のバランスも崩れやすくなるのです。
噛み癖は眉毛だけではなく、顔の輪郭やエラの張り具合にも影響を及ぼすため、顔全体がますます非対称に見えることがあります。
食事中に無意識に片側ばかりを使っていないかを確認し、両側をバランスよく噛むように心がけることが大切です。
足を組む習慣がある
足を組む癖があると骨盤に歪みが生じ、体全体のバランスが崩れやすくなります。
顔の骨格にも影響を与えてしまうため、結果として眉毛の高さに差が出てしまうのです。さらに、日常的に足を組んでばかりいると体の左右の負担が不均衡になり、顔の左右差も強調されやすくなります。
足を組む習慣を改善するためには、まず正しい座り方を身につけることが重要です。
椅子に深く腰掛けて、背中が背もたれにしっかりと接するように座りましょう。その状態で両足の裏を地面にしっかりとつければ骨盤が安定します。
最初は慣れないかもしれませんが、徐々に足を組む方が不自然で疲れると感じるようになってくるでしょう。
パソコンやスマホを見ている時間が長い
パソコンやスマホの長時間使用は、目や顔の筋肉に負担となるため、眉毛の高さにも影響を及ぼします。
特に、片側の目ばかり使うことが多い場合、その目の周囲の筋肉が過度に緊張して眉毛が片側だけ上がりやすくなります。
目を休めるためにも、定期的にパソコンやスマホから目を離すことが重要です。さらに、顔の筋肉をリラックスさせるために、目元や額のマッサージも取り入れてみましょう。
ひどい顔の歪みが治る改善方法
顔の歪みがひどくなると、眉毛の高さの左右差が顕著に表れる方もいます。しかし、適切な改善方法を取り入れれば顔全体のバランスを整えることは可能です。
ここではセルフケアや小顔矯正など、顔の歪みを効果的に改善する方法をいくつかご紹介します。ぜひ参考にして、取り入れられるものがないかチェックしてみましょう。
生活習慣の見直し
顔の歪みを改善するためには、まず生活習慣を見直すことが重要です。
具体的には次のようなものが挙げられます。
- 頬杖や足を組む癖
- 片側でばかり物を噛む習慣
- 日常的にスマホやパソコンを長時間見ること
- 横向きで寝ること
上記は、顔の筋肉や骨格に歪みを生じさせます。まずはこれらの習慣を見直しましょう。姿勢を正して体全体のバランスを保つことも、顔の歪みを解消するために有効です。
セルフマッサージを行う
セルフマッサージは顔の筋肉をリラックスさせ、眉毛の高さを左右対称に近づける効果が期待できます。
前頭筋や皺眉筋、こめかみ周辺の筋肉をほぐすことで、片側に過度な負担がかかるのを防ぎ、筋肉のバランスを整える効果が見込まれます。
また、顔全体の血行も促進されてむくみ解消や小顔効果も得られ、まさに一石二鳥です。ぜひ、バスタイムやスキンケアにマッサージを取り入れてみてください。
メイクでバランスを取る
眉毛の高さに左右差がある場合、メイクを活用して顔全体のバランスを整える方法もおすすめです。
アイブロウを利用して低い方の眉を少し高めに描くことで、左右対称に近づけることができます。また、眉山の位置を微調整すれば、さらに自然なバランスを演出できるでしょう。
顔のゆがみが気になる場合も目元のメイクも重要なポイントです。アイシャドウやアイラインを駆使して二重幅や目の大きさを調整することで、顔全体の左右差を目立たなくする効果が期待できます。
たとえば、片方の目が小さく見える場合は、目元を強調するメイクを施し、視覚的なバランスを取ることができます。
小顔矯正を受ける
小顔矯正は顔の筋肉や骨格の歪みを整え、眉毛の高さや顔全体の左右対称を改善する施術として人気です。
特に、眉毛の高さに大きな左右差がある方や顔のゆがみが気になる方には、小顔矯正サロンでの専門的な施術がおすすめです。プロの施術によって筋肉や骨格が正しい位置に戻され、顔全体のバランスが改善されます。
さらに、小顔矯正は顔の歪みだけでなく、リフトアップ効果や血行促進、肌のトーンアップにもつながるという多くのメリットがあります。
施術後はフェイスラインが引き締まり、眉毛の左右差だけでなく、顔全体がよりバランスよくなったと実感できるでしょう。
「小顔整顔専門サロン AGO TOKYO SALON」では、可動性のある顎関節という関節部の歪みを調整することによって、顔全体の歪みを取り、シンメトリーに近づけます。さらに中顔面の短縮を行うことで、整形級の小顔整顔を実現しています。
眉毛の高さに関するよくある質問
眉毛の高さが左右で違うことに悩む方からは、よく似た質問が寄せられます。
左右の眉毛をどちらに合わせるべきかや美容施術での調整方法など、気になるポイントは多いはずです。最後に、眉毛の高さに関するよくある質問を紹介します。
まとめ
毎日のケアを怠らずに行い、生活習慣を見直せば理想的な眉毛のバランスは保てます。
特に、姿勢を意識したり、顔の筋肉を定期的にほぐしたりすることで、長期的な改善も期待できるでしょう。自分にあった方法を取り入れ、理想の眉毛を手に入れてください。